<S先生(故人)から受けた指導>
1. 睡眠表を毎日つける。
2. 昼間は明るい所で十分太陽を浴び、運動をさせて、疲れさせる。
夜は熟睡して眠れるよう、毎日、遠くのスーパーまで歩かせ、日光をあびる生活習慣を変えました。
3.「睡眠リズム」が、脳の発達にとって重要である。
脳がはっきりと目覚めている時に、教える事が重要である。熟睡すると、脳がはっきり目覚め、生活にリズムがつけられる。
小さい頃から、寝つきが悪く1~2時間かかり、やっと寝たかと思えば、また夜中に突然起き1~2時間程もおかしくもないのにゲラゲラ笑いころげ、朝方5時位にやっと寝るというような生活でしたので、睡眠時間も子供なのに3~4時間で十分取れていません。昼間ボーっとしている状態です。寝ぼけ眼の状態で話しかけても無駄であったということがよくわかりました。
「睡眠時間」が長く取れるようになった結果、昼夜逆転のような生活リズムが正しくなり、夜中に笑い出すということも無くなり、オモラシしやオネショの回数も減り、気になっていたこだわりも徐々に変化が見えていました。「睡眠」がとれているということは、「脳」もしっかり目覚めた状態であるということです。
毎日、決めた時間に起こし、外に出かけ、運動をさせ睡眠時間をとるようにした結果が、成長につながったと思います。
4. 朝起きる時間、寝る時間が安定し、生活リズムが正しくなると、怒られても心の復元力がある。
この頃、普通に対応し、叱ったりしてもパニックを起こさず問題なかったのは、生活リズムが安定し、精神的にもたくましくなったことに依ると思います。
5. 膝を上げる運動が良い
小高い土の山を登ったり、降りたりする運動が良い。
(近くの空き地に、土を盛り上げた所があったので、その上を登ったり、降りたりさせました。)
6. 三輪車、自転車を練習することが良い。(脳の発達や身体のバランスをとる機能の発達に良い。)
怖がっていた三輪車も練習して乗れるようにしました。次は自転車に挑戦しましたがこれも怖がり嫌がりましたが、毎日、外に出し、練習し乗れるようにしました。
公園まで泣き叫んでも補助付き自転車をこがせながら連れていき、公園では怖がるブランコにも乗れるように練習させました。
7. 手足の運動、掛け声をかける。(例。マラソン1、2、1、2、…)
8. リズムに合わせて運動をする。(ラジオ体操)
9. 縄跳びが良い。(縄跳びもできなかったのですが、後で述べる「ジャンピングバッグ」を考案し、練習しできるようになりました。)
10. 水泳で横揺れ運動が良い。 (小学生になると、近くの一般の水泳教室に通わせました。)
11. ストローで吸う、吹く練習
(吹く事は出来たが吸う事が苦手だったので、その練習)
これ意外にも沢山あったと思いますが、記録をきちんとしていなかったため、掲載出来ません。このように指導して頂ける先生はいなかったので、残念です。
今まで、K先生に指導されてきたことは、こちら側から子供に対し、与えてあげる行動でした。幼稚園で教えて頂いたことも、半分は、与え、半分は本人がチャレンジする行動でした。
しかし、S先生から出た課題は、全て本人が頑張らないといけない行動です。ただでさえ、頑固でやろうとしない、息子に対し、三輪車に乗れるようになることやブランコや滑り台にチャレンジさせるには、一筋縄ではいきませんでした。言葉が理解できなくても言葉かけをしたり、褒めておだてたりしましたが、時には、強制的にやらせたりもしましたが、これも、親の背丈を超えるほど大きくなって手に負えない状態になったら、大変であることを先輩のお母さん方から聞いていたからです。子供のうちに教育し、自立できるようになることが目標です。ただし、厳しくする分、できたことに対しては認めてあげ、最低でも1日1回は、ほめるよう心がけ、スキンシップをし、親子のつながりが切れないようにしました。この頃が、一番褒める叱るのメリハリの多い時期だったように思います。何もチャレンジしていなかったら、「子供の眠っている感情を揺り動かす」こともなく「発達の芽」に刺激を与えることない日々になっていたと思います。
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