13.何が不得手なのかを理解する


●知能テストから見えた得意・不得意

自分流に手作りドリルを作ったものの、すぐに行き詰まってきました。どのように、子供に指導していったら良いかわからずNM先生に相談したところ、NM先生が開いている発達障がい児の学習指導している研究所を紹介してくださいました。伺うと知能テスト」が行われ、息子の知能の発達状態を調べました。初日は、親も一緒に部屋に入れてもらうことができ、先生と子供とのやりとりを見ていると、こんな事もわからないのか?図形問題は得意だな?とか、息子の得意不得意な部分が理解できました。

 

●教育機関は「親が学ぶ場所」

2回目に伺うと、子供だけということになりましたが、U先生にお願いして、マジックミラーのある部屋からU先生の指導方法を学ばさせて頂きました。終了後、U先生からその日やった事の説明を受け、子供の不足している力をつける為にどのような事を子供にやらせたら良いのか指導して頂きました。そして、どのような問題を作ったら良いかも教えて頂きました。

この頃は、色々言葉で質問をしても、言語で返ってこないので、どこまで色々なことが理解できているのかわかりませんでした。ですから、この時期、沢山のドリルをさせて、〇×形式でも、書いてもらうことにより、子供の理解度を知ることができたことは良かったと思います。

 NM先生の門下生の研究熱心な若い女性U先生と出会い、子供の教育の方法、どのような力をつけることが、子供の発達にとって大切な事なのかを教えて頂いたことが、その後、「療育おもちゃ」の作成においても随分と勉強になりました。